この記事では、心理系の公務員試験を受験する人向けに、オススメの論述試験対策を紹介します。
特に、試験勉強を始めたのが遅かったりして、試験までじっくり勉強している余裕がないよ!!という方向けに書いています。
心理系公務員試験の論述試験ってどんなの?
公務員試験まで時間がない人の論述試験対策
とにかく音読せよ!!
理由1 書いている時間がもったいない
試験まで時間がない人に音読がオススメの理由1つ目は、書いている時間がもったいないということです。これがおすすめする1番の理由です。
論述試験の対策なのだから、実際書いて書いて書きまくってそれを誰かに添削してもらって…がいいんじゃないの!という声が聞こえてきますが、それは時間がある人の王道の対策方法です。
まず、シンプルに、書くのと声に出すのでは、声に出す方が時間がかかりません。また、声に出す方法では、間違えても消しゴムで消す必要もありません。
音読で勉強する方が文章構成にかかる時間が段違いにコスパがいいです。
理由2 まず頭にキーワードを思い浮かべる練習
めちゃくちゃ綺麗な文章でも内容が間違っていれば、0点だし、
逆に文章が下手でも、内容がよければ、それなりに点数はもらえるよ
これを意識してね。
では、どうすれば、うまく心理学用語の概念を説明できるようになるのか。
それは、問題で問われている心理学用語のキーワードをしっかりと押さえることです。
例えば、「条件付け」という単語を出されたときに「オペラント条件付け」「古典的条件付け」といったワードがパッと浮かばないのであれば、ほとんど条件付けを理解していないようなものです。
これらのキーワードを使えているかどうかで、解答の質は大きく変わります。
なので、論述試験を解く際には、問題を見た後、まず、キーワードを書き出すのがコツなんです。
ところで、なぜ声に出して練習するのがいいかという話に戻りますが、声に出して解答するというのは、ほとんどこの「キーワードを思い浮かべる」という練習をしているのと同じだからです。
何かを話すときに、多くの人は、なんとなく話す内容が頭に浮かんで話していると思います。この「浮かばせる」という作業=キーワードを抽出するの練習になるからです。
理由3 耳で聞くと文章の違和感に気づく
3つ目の理由は、文章を書くこと全体に通じる対策なのですが、自分が書いた文章を音読すると、読みにくいところや文法がおかしいところにかなり気づくことができます。
2つ目の理由の際に、時間がない人は、文章の綺麗さを犠牲にすると話しましたが、実は、音読は、文章を綺麗にすることにも有効な対策なのです。
できれば誰かに聞いてもらう
すこしでも試験対策に付き合ってもらえる友人等がいれば、ぜひこの音読を聞いてもらいましょう!!
なぜ、聞いてもらうのがいいかというと、音読の効果をよりアップさせることができるからです。
自分で聞くだけだと、所詮自分にとって聞きやすいかどうかになってしまいます。
試験というのは、他者が採点するわけですから、他者にどれだけ伝わりやすいかが大事なわけです。
ざっと口頭で単語を説明したときに、相手がすっと理解できるように練習しましょう。
本番当日は…
試験当日です。問題を開きました。あなたのすることは…
- 問題をみる
- あたまにキーワードを浮かべる
- 脳内音読をする
- 空想の友人がにっこりしていれば
- 書き言葉にして回答を作っていく
この作業です。
よくよく考えると、これは、普通に論述試験を解くときと同じことをしています。時間がない人が対策できていないのは、「⑤書き言葉にして回答を作っていく」だけなのです。
しかし、音読ができる人は、それを文章にすればいいだけなので、実はそこまで問題ではありません。
文字を書くのがあまりに遅いという人は、早く書く練習はしておいて方がいいです。当日の時間配分で失敗してしまう可能性が高いです。
効率よく勉強して合格を勝ち取ろう!
今回紹介したのは、実際に私が公務員試験を受験した際にやっていた対策です。
勉強を始めるのが遅かった人などは、勉強法も工夫してやらないと、なかなか採用にはたどり着けません。
大事なポイントを抑えて勉強する。努力が点数に結びつきにくい部分は、割り切って諦める、といったメリハリが大事です。
この記事が何かの参考になれば幸いです。